そもそも論を好む
私はそもそも論が結構好きです。
というか逆に、本末転倒だとか、
手段や形式にとらわれて目的を見失う感じが嫌です。
「そもそも論」を検索しようとしたら「ウザい」も出てきました。
え、何故?と思って見てみると、要するに、それまで進めていたものを全否定するような発言について言っているようです。
会議が行き詰まったり、なかなか意見がまとまらないときに、
「そもそもこの会議必要?」
とか言われれば…うんうん、それは確かにウザい。
そう思うなら、もっと早く言えよ、となります。
私が思ってた「そもそも論」というのはそういうのではなくて、
そういうときに「そもそもこの議題があがった経緯は…」と、
原点に立ち返り、方向性を確認したり、
脱線の軌道修正をする意味合いで認識していました。
突然のちゃぶ台返しのように思われていたので意外でした。
もちろん時と場合によっては目的そのものが変化していく事もあるので、なんでもかんでも初期の目的にこだわりたいというわけでは無いですけど。
だだ、こういう経緯があって、今の目的はこうなったんだよ、というのは常に念頭に置いておきたい質なのです。
なぜそうなっているのか、
なぜそれがあるのか、
どのようにして作られたのか、
そもそもの理由を知れば、
もしくは『なにかしらの理由がある』
ということを気にかけていけば、
問題解決の糸口になることが多々あると思います。
それに、多様性とか、
他者への理解とか、
寛容な気持ちとか、
そのあたりにも少しは役に立つのではないかと思ったりしてます。